全体株価は引けにかけて失速して終了
東京市場は小幅反発となりました。NYダウが過去最高値を更新しつつ驚異の12連騰し、円安も進んだことから大きく反発して始まりましたが、後場に入りあれよあれよという間に値を消してしまい、ほんの僅かな上昇に留まりました。
売買はそこそこあり、2兆4千億円を超えています。
本日の株式市況
日経平均 | 19,118.99円 | +11.52 (+0.06%) |
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TOPIX | 1,535.32 | +1.32 (+0.09%) |
本日も月のマグマは取引はしていません。
月のマグマのブログ開始後初の月末を迎えました。
1999年の投資開始以降初めて記録した、株式資産総額5,500万円台をキープして月末を迎えることができました。
2017年2月28日現在株式資産額
55,419,356円
年度末を前にして高配当銘柄を物色
先日「休むも相場」が大事と言っておきながら、年度末の足音が聞こえてくるとどうしても高配当株を買いたい、または買い増したいという悪い癖がムクムクと頭をもたげてきます。
たったの後1ヶ月間保有するだけで、年度末配当を受けられるというのは大変魅力的です。
ただ、皆考えることは似たようなもので、年度末が近づくと配当に魅力のある銘柄は往々にして、その配当利回りに魅力を感じ無くなる水準まで買われてしまうものです。
そのため、この時期に相場の下落場面があると、絶好の買い場到来か!と物色してしまうのです。
武田薬品工業(4502)を購入検討
投資雑誌の高配当銘柄特集などで、キヤノンやNTTドコモなどとともに必ずといっていいほど取り上げられる武田薬品工業は、以前から監視対象にはしていました。
本日の終わり値ベースでの予定配当利回りが3.44%あり、この数字だけを見ると魅力的に見えます。
また竹田薬品工業は知らぬ人はいない超有名企業であり、身近にその商品を見かけることも多いことから、保有することにある種のステイタス感を感じられるとともに、安心感を持って保有できる気もします。
自己資本比率は47.8%と健全です。PBRは約2倍で割安感は無し、PERも今期予想で43.8倍と高くなっています。これらを踏まえてどう判断するか。
検討した結果投資は見送りに
色々と検討した結果、今回投資は見送ることにしました。大きな理由は二つあります。
ひとつはシンプルに業績です。
平成29年3月期の予定配当額が前期から据え置きの180円であるのに対し、税引き後の一株あたり純利益は118.69円となっており、単年度の純利益を超える配当を払うことになります。
平たく言えばたこ足配当です。
たこ足をしてまで配当を維持する姿勢は、既存株主には嬉しいことかも知れませんが、新規に投資をする対象にはしづらいです。
また、購入額が相対的に高すぎることが2つ目の理由です。本日の終わり値が5,222円となっており、武田薬品工業の売買単位は100株ですので、52万2200円が最低でも必要になります。
先日、三井住友FGを買い下がった時のことを書きました。
昨年4,000円台から買い下がった三井住友FGの時も、買い付け余力を睨みながらこわごわと買い増しをしていきました。
最低購入金額が、相対的に高い銘柄をナンピン買い下がり戦略で買っていくことは、資金的なハードルが上がります。40万円の買いを3回するだけで100万円を超える資金が必要になるのですから、相応の覚悟がいります。
月のマグマの資金量からすると好ましい投資対象は、一単位30万円くらいの水準までとしたいと考えており、現状保有している三井住友FGやキヤノンも例外的に購入していることになります。
理想を言えば10万円~20万円くらいで買えるいわゆる低位株が、月のマグマの好みなのです。
そんなことで武田薬品工業への今現在の投資は、見送ることにしました。
あせらずに株式投資の王道を歩いて、お金持ちを目指していきたいと思います。
3月29日追記:配当権利落ち日に配当利回り3.5%を越えた武田薬品工業を買い