こんにちは、月のマグマです。株式市場はここのところ冴えない展開が続いています。円高を背景に今日も終日軟調で、連日泣かず飛ばずといった印象でした。
東証一部の売買代金はいくらか回復して2兆円の大台はかろうじて回復したようです。
日経平均 | 19,254.03円 | -90.12 (-0.47%) |
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TOPIX | 1,550.25 | -4.79 (-0.31%) |
日新製鋼TOB終了後初日の株価は荒れ気味
昨日、新日鉄住金によるTOBが終了した日新製鋼は、昨日の高値を上回る1,660円で寄りつくと、そこが本日の高値となりました。あとは一気に落っこちて1,600円の大台を割り込み、1,593円まで下がりました。その後はいくらか値を戻して最終的にはTOB価格付近の1,618円で引けています。
特筆すべきは出来高でした。昨日の3倍近い2,244,100株が出来ています。昨日のTOBで約100万株の売れ残りが出ましたが、その2倍以上をこなしてしまったことになります。
明日以降株価はどちらへ行くのか予想しづらい状況になっています。TOBに応じて持ち株の半分ほどを処分済みの月のマグマにとってはどちらでもまったく構いません。気楽に高見の見物といきたいと思っています。
2017年3月8日現在の月のマグマ株式資産額
55,732,500円(前日比 -132,100円)
元祖高配当銘柄キヤノンから総会通知届く
元祖高配当株ともいえるキヤノンから、株主総会通知が届きました。ここのところの月のマグマはソフトバンク社債を買ったり、日新製鋼のTOBに応じたりと柄にもなくバタバタしていましたので、投資の王道を思い出させてくれるありがたい知らせとうけとめました。
キヤノンと言えば泣く子も黙る高配当銘柄の代表とも言える銘柄であり、財務、安定性、配当への姿勢と文句のつけようの無いお宝銘柄です。何よりその配当支払い意欲が素晴らしいです。
事業年度 | 支払開始日 | 1株当り配当金 |
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第106期 期末 | 2007年3月30日 | 50円 |
第107期 中間 | 2007年8月24日 | 50円 |
第107期 期末 | 2008年3月31日 | 60円 |
第108期 中間 | 2008年8月26日 | 55円 |
第108期 期末 | 2009年3月30日 | 55円 |
第109期 中間 | 2009年8月28日 | 55円 |
第109期 期末 | 2010年3月31日 | 55円 |
第110期 中間 | 2010年8月27日 | 55円 |
第110期 期末 | 2011年3月31日 | 65円 |
第111期 中間 | 2011年8月26日 | 60円 |
第111期 期末 | 2012年3月30日 | 60円 |
第112期 中間 | 2012年8月27日 | 60円 |
第112期 期末 | 2013年3月29日 | 70円 ※ |
第113期 中間 | 2013年8月27日 | 65円 |
第113期 期末 | 2014年3月31日 | 65円 |
第114期 中間 | 2014年8月26日 | 65円 |
第114期 期末 | 2015年3月30日 | 85円 |
第115期 中間 | 2015年8月26日 | 75円 |
第115期 期末 | 2016年3月31日 | 75円 |
第116期 中間 | 2016年8月26日 | 75円 |
※記念配当10円を含む
見ていただければ分かる通り、ここ10年で見ても一度も減配をしていません。カメラの販売不調や円高に弱い体質等が取りざたされ、今年の夏には2,800円を下回るほどに低迷しましたが、最近復調の兆しを見せています。
当期も年間150円の配当が維持される予定です。以前の記事にも書きましたが、キヤノンは現在月のマグマのポートフォリオの筆頭を担っている銘柄です。
保有するキヤノン株式の配当利回りは、4.1%を超えており年間配当総額は、税引き前で40万円に迫ります。3月30日の株主総会を終えれば、晴れて株主にとっての実りの果実である、配当金が支払われます。
3月は多くの企業の年度末となるため、配当受け取りの権利が約束されることになる月ですが、キヤノンはじめ12月決算企業の配当支払い月にもあたります。株式投資の王道たる長期投資家にとって、まさに実りの季節と言えるでしょう。
真の株式投資の王道は、こうして自分が何をすることも無しに、実りの果実が向こうからやって来ることをただただ待つ、という境地に他ならないのでは無いでしょうか。