社名ならまだしも店の看板にホールディングスと書く理解不能な神経

今日は街中で良くみかける看板について日頃から思っていること書いてみたいと思います。

店舗イメージ201704

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消費者に何もサービス提供していない社名をデカデカと掲げる神経

今日都内を歩いていたら、新規開店間近のコンビニが準備をしている場面に出くわしました。店舗外装はほぼ出来上がり、店内では慌ただしく店内什器の設置などをやっている雰囲気でした。

店頭には馴染みのあるそのチェーンのロゴの入ったポール看板が既に屹立していました。否、今「馴染みのある」と言ったのには実は少し語弊があります。というのも、以前から見慣れた看板と微妙に違う看板だったからです。そう、昔は数字の7をメインにしたデザインだったはずのそれが、いつの頃からかそこにローマ字のi(アイ)が一緒に入った少し違うデザインに変わってしまっているのです。

いつの頃からか、以前の店舗ブランドそのものの看板では無く、純粋持株会社「ホールディングス」の看板が採用されるようになってきており、今日月のマグマが見たそれも「ホールディングス」の看板でした。

実は月のマグマはこの看板を見るたびに強い違和感を覚えてしまうのです。

そもそもホールディングスとは誰のための組織なのか

ホールディングスとは言うまでも無く持株会社のことです。

持株会社(もちかぶがいしゃ)とは、他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社を指す。ホールディングカンパニー(Holding=保持、保有)とも呼ぶ。

出典:ウィキペディア「持株会社

「他の会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社」が持ち株会社です。つまり消費者に財やサービスを提供することは一切せずに、ただただ純粋に資本の論理で傘下の事業会社を支配し、最終的にはその稼ぎを吸い上げるためだけの存在です。

つまり汗をかき、身を粉にして働く「現場」から最も離れた存在が持株会社であり、端的に一般消費者の立場から言えば無くても一向に構わない存在、それがホールディングスです。

そしてそうした現業から離れれば離れるほど、そこで働く人間の給料が高くなるのも世の常です。持株会社の社員の給与水準を見てみればその構図は明らかです。

■セブン&アイ・ホールディングス

  • 社員数:549名
  • 平均年収:716万円

 ※連結社員数:55,175名

 会社四季報2017年第2集より抜粋

全グループ社員数の実に1%以下の人数が高給を享受していることが分かります。セブンイレブンのフランチャイズオーナーでこれだけ稼げている人が何人いることでしょうか?

そもそも看板に偽りありの状態に

また、看板というのはそこにある店舗の存在や名称を世に示す役目を本来求められます。ここに何々という店がありますよと。

しかし、極端なことを言えばこのホールディングスの看板は消費者に嘘の情報を届けていることにすらなっているのです。言うまでも無くそこに建っているのは7が名前につくコンビニエンスストアなのであり、間違っても持株会社では無いのですから。

持株会社はこんな路面の地べたになど存在しません。恐らく千代田区か港区の一等地の素晴らしい眺望のオフィスの高層階にエリート達を収容してたたずんでいることでしょう。

一般論で言って、人は自ら汗をかかずに既得権で高給を得る存在に好感を持ちません。

そういう意味で店頭にホールディングスの看板を掲げることは消費者に嘘のアナウンスをすることに加え、自分達がその店舗で買い物をした結果、労せずして潤うことになる実に鼻持ちならない連中が後ろにいるとういことを、わざわざ率先してピールしていることになります。

折しもコンビニ業界は、本部による苛烈な搾取の構図が存在することが白日の元に晒されてきています。「本部とフランチャイズオーナーは共存共栄」などという理想とはかけ離れた組織運営がなされていることは、もはや公然の秘密とさえいえます。

オーナーがアルバイトの人件費を節約するため、家族総出で働き蟻よろしく必死で店に立つその頭上に、「利益は私達の所に来るんです」と自慢気に看板でアピールすることが商売に1ミリでも貢献すると思っているのでしょうか。月のマグマの感覚ではもはやブラックジョークの領域です。

月のマグマは持株会社制度自体を否定するつもりは毛頭ありません。対消費者サービスを提供する会社でホールディングス制を採っている会社はいくらでもあります。しかし、駅前の大和証券の店舗にある看板は大和証券であり、決して大和証券グループ本社の看板ではありません。同様に三井住友銀行しかり、三菱東京UFJ銀行しかりです。

そんな会社は投資対象たり得るか

どんな看板をつけて商売をしても法に触れてさえいなければ、批判される謂われは無いのかもしれません。ただ私にはその神経がどうしても理解できません。

デザイン会社をやっておられるBLOG@137441さまも、ホールディングス看板が消費者をミスリードする可能性について看板の本来の役割の観点から指摘をなさっています。月のマグマとは問題意識の向け方は少々異なりますが、違和感の出所には共通のものを感じます。

参考:セブン&アイ・ホールディングスの看板どうかと思う。

いずれにせ庶民感情に無頓着なBtoC企業が長く繁栄し続けるとはとうてい思えません。月のマグマが同株を買うことは、少なくともこの看板が存在している間は無いでしょう。

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