3月年度末銘柄の配当権利落ち日となった本日、日経平均は小幅続伸となりました。本来配当分下落するのが妥当なところを、それを跳ね返して上昇した格好となります。
とはいえ、全体相場としては、東証一部の値上がり数716に対し値下がり数が1,158と配当権利落ち日にふさわしく下げた銘柄の方が多くなっています。日経平均は一部の値がさ株の値動きに大きく左右されるきらいがあることは従前から指摘されていますが、それが強く出た結果となりました。
本日の株価指数
日経平均 | 19,217.48円 | +14.61(+0.08%) |
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TOPIX | 1,542.07 | -2.76(-0.18%) |
実際寄与度の高い、ソフトバンクとファナックの2銘柄で日経平均を22円以上押し上げており、これら2銘柄が無ければマイナスになっていた計算です。TOPIXはマイナスとなっており、全体相場をより反映した指数らしい結果となりました。
配当権利落ち日に武田薬品工業を買い出動
以前から購入を検討していた武田薬品工業(4502)を本日5,126円で100株購入しました。
本当は昨日までに買って配当を受取りたかったのはやまやまですが、「後少し下がってくれれば」と待ち構えていた価格までは下がらずに配当権利落ち日を迎えてしまいました。そして迎えた本日同株は大きく下落しました。
武田薬品に限らず高配当株は権利落ち日に大きく値下がりする傾向がありますが、それにしても本日の同株はよく下げました。武田薬品の年間予定配当額は180円ですが、中間配当を払っていますのでこの3月年度末で受け取れる配当額は一株あたり90円となります。
前日比90円安ときっかり配当分だけ下げてはじまった株価は、その後ずるずると値を下げました。一時持ち直す場面もありましたが、9:40には今日の安値となる5,123円をつけました。ただその後はそれ以上売り込まれることも無く、終値は前日比128円安の5,139円となっています。
月のマグマは本日の最安値をつける直前に5,126円での購入となりました。散々購入を迷っていた同社の株ですが、配当権利落ちのどさくさで「えいやっ」で買ってしまった形になりました。
武田薬品工業株を買うのはこれが初めてとなります。これでついに配当重視個人投資家銘柄の御三家、ドコモ、キヤノン、武田薬品工業をコンプリートすることになりました。最新の会社四季報(2017年2集)によると同社株の概況は下記の通りとなります。
時価総額 | 42,089億円 |
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自己資本比率 | 47.8% |
PBR | 2.10倍 |
2018.3期一株純利益 | 117.8円 |
2018.3期予想配当株 | 180円 |
配当利回りは月のマグマの買値で3.51%となっています。配当利回りには充分満足できますが、PBRが2倍を超えていることと、たこ足配当をしていることは依然気になります。
また、それ以上に不安な要素が一株単位の投資額の大きさです。一単位の投資で50万円を超える銘柄を買うのは月のマグマとしてはおそらく初めてのことと思われます。
今回武田薬品工業を実際に買ってみてSBI証券の売買手数料525円に思わず「高っ!」と声が出そうになりました。対面証券会社や黎明期のネット証券会社に一回の取引で1,000円以上を支払っていたのは遠い昔のこととなりました。
昨年末のトランプ相場以降の持ち株売却で現金ポジションが増えてきてはいますが、最低単位での取引でも50万円超となる銘柄をポートフォリオに加えたことに少なからぬ緊張を覚えています。ましてここのところ相次いで起債された債権にも予定外の投資をした直後ですからなおさらです。
とは言え同社の配当政策が今後も変化しなければ、現在の配当利回りは大変魅力的です。残投下資金額を見極めながら、下がれば適宜ナンピン予定でいこうと思います。
2017年3月29日現在の月のマグマ株式資産額
55,342,100円(前日比 -454,325円)