こんにちは、月のマグマです。
本日2月12日は月曜日ですが前日2月11日の建国記念の日が日曜日のため、振替休日となっています。
そして本日は同時に2017年2月12日にスタートした当ブログの開始後1周年記念日となりました。
特段スペシャルな投資テクニックを披露できる訳でもありませんが、今後も株式投資の王道を歩めば自然とお金持ちに近づくことが出来るということを、身をもって示していけるブログになればいいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
株式投資の王道的売買記録|ネットワンシステムズ編
昨年10月23日に手持ち分の株式を全て売却し終えた、ネットワンシステムズ【7518】という銘柄があります。
その日の記事で「売買の経緯と詳細な投資結果は近いうちに改めて記事に」すると書いたまま、そのままになっていました。
今回この機会に、株式投資の王道を標ぼうする月のマグマが実際にどんな投資行動を行っているのか紹介しつつ、書いていきたいと思います。
ネットワンシステムズの全売買履歴
下記は2014年7月に同銘柄を買い始めてから、2017年10月に持ち株を売り切るまでの全売買記録です。
一見して分かると思いますが、細かく複数回に渡って売買しているのが分かると思います。
日付 | 取引 | 価格 | 株数 |
---|---|---|---|
2014年7月28日 | 買い | 688 | 100 |
2014年7月29日 | 買い | 682 | 100 |
2014年8月4日 | 買い | 663 | 100 |
2014年8月4日 | 買い | 642 | 100 |
2014年8月5日 | 買い | 620 | 100 |
2014年12月22日 | 売り | 695 | 100 |
2015年2月2日 | 売り | 748 | 100 |
2015年2月10日 | 売り | 814 | 100 |
2015年2月17日 | 買い | 775 | 100 |
2015年5月7日 | 売り | 897.1 | 100 |
2015年7月31日 | 買い | 773 | 100 |
2015年7月31日 | 買い | 773 | 100 |
2016年1月19日 | 買い | 657 | 100 |
2016年1月19日 | 買い | 657 | 100 |
2016年5月13日 | 買い | 608 | 100 |
2017年2月2日 | 売り | 850 | 100 |
2017年2月6日 | 売り | 893 | 100 |
2017年3月10日 | 売り | 946 | 100 |
2017年4月28日 | 売り | 1029 | 100 |
2017年6月1日 | 売り | 1087 | 100 |
2017年10月16日 | 売り | 1224 | 100 |
2017年10月23日 | 売り | 1360 | 100 |
読みが当たれば利益が大きいのは一括購入・一括売却ですが、そんな再現性の無い投資は王道とは言えません。
お得感を感じられる水準まで来た株を少額から買い始め、さらに下がれば淡々とナンピン買いしていきます。
688円で買い始めたのですが、当時同社は業績不振に陥っており、株価は低迷を続けていました。
しかし年間30円の配当は続くと判断して、そこから底値620円まで4回に渡って黙々とナンピン買いを実施しました。
そこから3回連続で売却、その後株価が下落したため、まだ保有残高が残っている状態からでしたが再度買い出動、その後反発した機を捕らえて一度の売却を挟んでナンピン買いを続けました。
結果的には最初のナンピン買い下がりと、この一度売却期を経ての再度の買い下がりが後の利益の源泉になりました。
2017年2月からは株価の上昇に合わせて順次売り上がり、最終的には同年10月に1360円で最後の100株を売り切りました。
ネットワンシステムズの全売買記録をチャート化
下記チャートは上で示した同銘柄の売買をチャート上に表現したものです。
横軸は時間軸では無くあくまで売買の「順序」だけを表しています。
どういった順番でどのくらいの数量の売買を行ったかをマッピングしていることになります。
早すぎる売却は戒められてしかるべきですが、同時に株価の上下動は予測できないことを前提に、値上がりによる利益は極力逃がさないよう着実に確定させていることが見てとれると思います。
そして徹底して分割して売買することで、最後の大きな上昇の初期に持ち株を全株処分してしまうようなチャンスロスも極力避けることができます。
上記チャート上で言えば、戻り高値である900円前後で全株処分してしまうような拙速がそれにあたります。
もちろん理想を言えば、最後の1360円で売却したところまで全株を残しておけば(実際にはその後1800円超まで株価は上昇)利益は最大になりますが、そんなことはあくまで結果論でしかありません。
利食い千人力、実現益を着実に取っていくスタイルこそ株式投資の王道です。
結局今回2014年から投資を始めた同銘柄への投資結果としては、合計237,053円の売却益を得ることができました。
また、足かけ4年の保有期間中に正味で合計42,376円の配当を受け取っています。
キャピタルゲインとインカムゲイン合わせて279,429円を得たことになります。
一方、同銘柄への資産の投下額は延べで753,800円となります。
実質は3年とちょっとの投資期間ですが、4年間で計算すると投資利回りは9.27%/年となりました。
実際にはポジションは膨らんだり縮んだりしていますので、瞬間的に同銘柄へ投資していた最大金額は493,100円となります。
その額で計算すると14.17%/年という投資成績になります。
直近の資産運用状況と今後の見通し等
1月末から日本の株式市況は調整気味でしたが、2月に入ると暴落相場の状況を呈するようになっています。
月のマグマ株式資産も当然大きく毀損しましたが、ここのところの上昇相場で舞い上がって大きなポジションをキープしたままこの下落相場を迎えるような愚は犯していません。
「こんなに好調な相場がそう続くはずは無い」という弱気をここ数年持ち続けていたため、基本的にポジションを減らし続けた日々が当ブログ最初の一年間の姿勢だったと言えます。
ちなみに暴落が起きる直近2ヶ月の売買履歴を振り返ってみたところ、下記のようになっていました。
12月 | 1月 | |
---|---|---|
購入額 | 0円 | 278,900円 |
売却額 | 6,425,800円 | 1,593,500円 |
差額 |
6,425,800円 (売り越し) |
1,314,600円 (売り越し) |
2ヶ月で7,740,400円を売り越していました。
欲を言えばさらに売却して利益確定できた銘柄はいくつもありましたが、過ぎたことは仕方ありません。
むしろ今は下がり過ぎの銘柄を物色することに気を向けるべき時だと考えています。
ただししつこいようですが買い急ぎを戒めることは言うまでもありません。