株式投資歴19年目にして初めて手を染めた信用取引がヤバかった件

1999年に株式投資を開始して以来、断固として死守してきた禁を本日破ってしまいました。

そうです。ついに信用取引に手を出してしまったのです。

信用取引口座開設完了のお知らせ20181129

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信用口座を開設した経緯

ここのところ、メイン口座であるSBI証券 の買い付け余力が30万円を切り、もうほとんど追加の買いが出来ない状況が続いていました。

それ自体は自分で判断した資金管理の結果ですので納得して雌伏していたのですが、魔が差しました。

ユニー時代に保有していたこともある、ユニー・ファミリーマートホールディングス 【8028】がここ最近急騰しているという情報が月のマグマの鈍いアンテナにも引っかかってきたのです。

そして、あり得ない急騰に伴い信用売りが大きく膨らみ、それを踏み上げつつの上昇が続いているということも理解しました。

実際に信用倍率は0.1を下回り、これは当面上がるしかないなと思わせる取り組み状態でした。

しかし問題はユニー・ファミマの株価で、11/28の終値時点で16,700円もする値がさ振りで、最低購入価格が160万円オーバーとなっていました。

これではとてもではありませんが、金欠の月のマグマには買えません。

そこで頭をよぎったのが信用取引です。

一度考えがそこに行きつくともういけません。

あっさりと禁を破って信用口座開設に動いてしまいました。

信用取引口座開設の手順は驚くほど簡単

選んだのはメイン口座であるSBI証券 、信用口座開設手続きの手順は驚くほど簡単でした。

SBI証券HP内のそこかしこに存在する「信用取引口座を開設する」ボタンから手続きページへ移り、いくつかの質問事項に答えるだけで完了しました。

形の上ではここから口座開設の可否を決める審査が行われるという流れになります。

審査の結果が分かるのは最短で1日~2日ということでしたが、29日未明には開設完了の通知が届きました。

恐らく形ばかりの審査なのだろうと推測されます。

ログインしてみると、前日までは無かった「信用建余力」が表示されるようになりました。

これで月のマグマも晴れて信用取引を行う権利を手にしました。

信用買付余力画面イメージ20181129

ただ、ここで疑問な点もありました。

信用口座を開いたら、保有株式の全てが代用有価証券に充てられるものと思っていたのですが、どうやら違っていたようなのです。

現在の月のマグマの保有残高からして、1億5千万円クラスの建余力がどーんと表示されると思っていたのですが、案に相違して1000万円にも満たない数字がそこには表示されていました。

そこですぐに「代用有価証券」を表示させてみたところ、すぐにその原因が分かりました。

代用有価証券画面イメージ20181129

何故か保有銘柄中のNTTドコモ【9437】とスペース【9622】だけが、しかもスペースに至っては保有500株の内の100株のみが代用有価証券に充てられていました。

代用有価証券とは信用取引を行うための担保そのものですから、この数字が小さければ建てられる額が小さくなるのは当然の理屈です。

何故このような処理になるのかは今のこの時点でも理解が追い付いていないのですが、貸株サービスを設定していることと関係があるように思われます。

信用口座開設前にSBI証券HP内で調べた限りでは、「貸株サービスと信用取引口座が両立できるようになりました」といった記述を確かに見たのですが、代用有価証券となった単位株には貸株料がつかないようなのです。

恐らくそのような記述があるということは、以前は信用口座と貸株サービスは同時に利用できない制度だったのでは無いかと想像できます。

そこで一部の代用有価証券として差し出す株式は貸株サービスの適用除外ではあるものの、それ以外の口座内の株は、貸株サービスの対象とすることが出来るようにいつの時点でか制度が改正されたものと思われます。

不必要に全保有株を代用有価証券にせずに、当面必要な分のみを代用有価証券とすることで、貸株料の手取りの減少を最小限に抑える配慮的な仕組みで、このように一部銘柄のみ代用有価証券にするということになっているのかな、と勝手に今は解釈しています。

口座開設後速攻で信用買いをしてみる

首尾よく信用取引を行う環境が整いましたので、早速取引をしてみました。

買うのはもちろんユニー・ファミマです。

寄付き前の気配を見た感じだと、昨日の終値16700円より安くは買えないかと思ったのですが、実際は安く始まったので100株指値注文をしたところあっさりと約定しました。

記念すべき月のマグマの信用初取引きです。

ユニー・ファミリーマートホールディングス信用買い画面イメージ1回目20181129

16270円で100株買い建てました。

株価が1万円以上する銘柄を買うというのもおそらく初の体験だと思います。

株価の方は一時軟調に推移したもののその後大きく反発、前引け時点で5万円以上の含み益となっていました。

そのため月のマグマは、16830円で返済売り注文を出してランチへ出かけました。

半日で5万円の利益を手にした気になってホクホク気分で戻ってきたのですが、後場の株価を見てびっくりしました。

5万円の利益どころか株価は前日比マイナスに沈み込み、さらには16000円の大台をも割り込み下値を掘っている真っ最中でした。

そこで仕方なくナンピン買いの建て注文を出したところあっさりと約定、15900円で100株の追加買い建てとなりました。

ユニー・ファミリーマートホールディングス信用買い画面イメージ2回目20181129

この時はちょっとした緊張感が身体を走りました。

初の信用取引で、尚且つ今まで経験の無いような値嵩株に軽々しくナンピン買い注文を入れている自分にやばさを感じたからです。

信用取引初日でナンピン地獄に陥る悲劇も頭をよぎりましたが、幸いそれ以上に過激に下がることはありませんでした。

逆に大引けにかけて16100円を上回って来たので、とりあえず後から買い建てた方の100株を返済売りしました。

結果、16120円で売却できました。

ユニー・ファミマ返済売り画面イメージ20181129

【ユニー・ファミリーマートホールディングス】本日の取引の精算

結局返済売りの結果は下記のようになりました。

購入単価 15,900円
売却単価 16,120円
売却株数 100株
粗 利 22,000円
購入時手数料 378円
売却時手数料 378円
信用金利 121円
税 金 4,290円
純利益 16,833円

税金・手数料等を引いて16,833円の利益を計上することができました。

あたふたと売買をした割にはいかにも小さな利益です。

欲張らずに午後一の指値をもう少し下げていれば、というタラレバは言うだけ見苦しいので辞めておきます。

信用取引初日で急騰急落を繰り返している値嵩株を、300万円以上も持ち越して終わらないで済んだだけよかったと思うことにします。

また、初の信用取引を体験しての感想は、これはやはりギャンブルの類であり王道的株式投資からはかなり外れたものだな、というものです。

現物取引で株を買う時は、多少株価が下がっても持ち続けるだけの価値がその時の株価以上にあるかどうかを判断して買いますが、信用取引の場合反対売買の期限や金利がかかることからどうしてもどれだけ株価が大きく動くかに関心が行くことになります。

今回月のマグマがユニー・ファミマを選んだのも、信用売り勢の踏み上げで株価上昇が期待できそうだから買ったに過ぎません。

現物で今の株価水準で買うことなどとても考えられません。

確かにスリルがあって面白いのは確かですが、堅実な資産の増加を旨とする株式投資の王道からは外れていると言わざるを得ません。

深入りはするべきで無いと感じました。

また、初めて使ったSBI証券 の信用取引口座ですが、直観的に操作できて躊躇することなく快適に使うことができました。

現在SBIに現物口座を持っている方で信用をどこでやるか考えている方がいるようでしたら、そのままSBI証券で信用もやれば良いのではないでしょうか。

株式資産額2018年11月29日現在

本日大引け時点の月のマグマ株式資産は下記のようになりました。

月のマグマ株式資産額

2018年11月29日大引け時点

59,561,950円

・前日比                -26,096円(-0.04%)

・先週末比            +866,948円(+1.48%)

・ブログ開始時比  +5,030,982円(+9.23%)

保有株は高安まちまちとなりましたが、株式資産総額は微減となりました。

KDDI、NTTドコモの急落が響いています。

現物株の株価推移よりも、今は100株持ち越したユニー・ファミマの明日の株価が気になって仕方ありません。

こういう精神状態にさせることも信用取引のデメリットだと思います。

尚、現在のユニー・ファミマ100株の建玉を維持しているだけで、1日あたり124円ほどの金利がかかり続けます。

返す返すも信用取引の利用は、最低限に済ませるべきだと自戒を込めて書き留めておきます。

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