【憤怒】日新製鋼のTOBに応じて憤ったこと

こんにちは、月のマグマです。

本日の東京株式市場は小幅に値下がりしました。

日経平均 19,371.46円 -8.41 (-0.04%)
TOPIX 1,556.25 -0.84 (-0.05%)

なかなか決定的に円安傾向となってくれない円相場を背景に、一時は100円以上下げていた日経平均ですが、日銀のETF買い観測から買われたそうで、ほぼ前日比変わらずの水準で終了、まさに「いってこい」の様相でした。

TOPIXもわずかながら下げましたが、東証1部騰落数は値上がり1013銘柄に対し、値下がりが848銘柄、変わらず が140銘柄で、指数とは反対に値上がり銘柄の方が多くなりました。 

東証一部の売買代金は2,004,354百万円で、かろうじて2兆円を上回りました。

月のマグマは本日も取引はありません。年度末が近いですからこのまま保有して、きっちり配当の権利を得たいところです。

2017年2月21日現在株資産額
55,708,856円

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日新製鋼TOB対応のその後

日新製鋼のTOBに応じることについて、当ブログでも2月17日2月18日の2度に渡り記事にしました。

筆頭株主である新日鐵住金が日新製鋼を子会社化することを目的に表明したTOBに、月のマグマも応じる予定であるというところまで書きました。

今日はその続きの顛末を書きたいと思います。

今後自分の持ち株にTOBがかかった時のための忘備の意味もありますし、またTOB未経験の読者の方がいらっしゃったら参考にしていただければ良いと思い書いています。

さて、その後の顛末を書くとは言ったものの、実は前回説明した野村證券の口座に日新製鋼の株を移管する手続きまで終わっていると、その後にすべき手続きはほとんどありません。

後は、野村証券から送られてくるTOBに応じる意思表示をする書類「公開買付応募申込書」に、株数を記入して返送するだけです。月のマグマは今週初頭に投函を済ませました。

後は書類が野村證券に届き、TOB期間の満了日を待つだけです。

買い取り株数に上限があるため、自分の応募した分がすべて売れるかどうかの心配はありますが、そこはまったくこちらの力の及ぶ範囲のことでは無いため、まさに後は待つだけだです。

しかし、ここで月のマグマはハタと不安になったのです。というのは、なんの保証も無い普通郵便で送った書類が、ちゃんと野村證券に届いて適正に処理されているのかだろうか?との思いが頭をよぎったのです。

考えてみればこの不安も当然のことで、通常の株の売買注文であれば、ネットで注文を出せば管理画面でちゃんと自分が出した注文を確認することができます。

売買注文に限らず、入出金等の処理にしても入出金照会画面などで、ちゃんと進捗状況が表示されます。

対して今回の取引に関してはなんの中途進捗の報告もないまま、TOB期間終了までの時間を過ごさねばならないのでしょうか?

こちらは少なくない資産の売却意思を提示をしているというのにです。

そう思い月のマグマは本日、野村證券某支店へ照会の電話を入れました。

結果から言うと昨日22日に書類は到着しており、書類に不備も無く正規の処理行程に乗っていることが確認できました。

結果オーライというところでしょうか?いや、決して結果オーライで済ませてはいけないような不合理が、今回のやりとりの中にはあるような気がしてならないのです。

日常の些事に追われる一般人に、短期間に極めて煩雑で、手間のかかる手続きを強いる仕組み、また大事な個人資産の売買を成立させるために、2度も事故の起こりうる、普通郵便という手段を使って書類のやりとりをさせる前近代性について等に、問題意識を持たずにはいられなかったのです。

書類到着の報告電話一本がなぜ出来ないのか?そもそもが、なぜ電子的取引で完結させられないのでしょうか?

今回のこの一件を持って対面型証券会社の、というよりは金融・証券等規制業種の、表面上は愛想が良いものの、一枚薄皮をめくった所に厳然としてある、旧態依然たる官僚体質というか非合理性のようなものを感じました。

競争のある通常の取引等においては、市場原理の結果として、大変便利になっていますが、ひとたび今回のTOBのような規制の強い取引行為となると、前時代の遺物のような形式主義、利便性無視の官僚主義が顔を出すのでは無いでしょうか。

その後のTOBの経過は別途書きました。

追記:日新製鋼TOBその後の経過投資家の判断は?

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